萬年山 東陽寺

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住職のひとり言

スペイン風邪・・コロナについて④

今から100年前、スペイン風邪が流行し、世界で数千万人・日本でも38万人が亡くなり世界的パンデミックに陥りました。まさに今の新型コロナウイルス蔓延と同じ状況でした。

 

スペイン風邪流行当時の新聞によると、『死亡者続出』『学校の閉鎖を指示』『マスクを使用しない人は電車に乗ることを禁止する』などが掲載されたとあります。日本は世界と違って、今から100年前からマスクの使用が奨励されている事に感心しました。

 

この当時、与謝野晶子は感染症に対する警鐘を横浜貿易新報に投稿していす。

【子供が学校で感染し、一家全員が伝染した。政府の対応が悪い。コメ騒動の時は主だった都市で5人以上集まって歩くことを禁じたのに、なぜ今回はすぐに興行の中止や商店などの閉鎖をしない?警視庁の衛生係は人込みに出るなと警告している…政府内部の方針が統一されていない。】

コメ騒動時の治安対策は出来ても、感染症対策は出来ていないと当時の政府を皮肉ってる内容です。

 

今回の新型コロナウイルスの政府対応にも、多くの批判がでている。

ここで私も与謝野晶子のように少し皮肉を言わせてもらうと…

【マスク配布の考えは悪くはないが、時期が遅すぎる。GOTOトラベルの考えは悪くはないが、時期が早すぎる】

改善の期待を込めて言わせてもらいました。新しい政権には頑張ってほしいものです。

 

今後の政府の方向性はコロナ対策と経済の回復の両立になってくると思います。私自身その方針で賛成です。

そんな今だからこそ、当たり前の事を自分自身に再確認したいと思います…人の命より重たいものは無いと。

過去の世界的パンデミックの歴史と、その後の経済を注目してみると…

1720年・ペスト菌 → 蒸気機関車の発明により経済復活。

1820年・コレラ菌 → 産業革命による経済復活。

1918年・スペイン風邪 → 自動車の発明による経済復活。

経済は立ち直れる、経済より人の命。この優先順位を間違えてはならない。