萬年山 東陽寺

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住職のひとり言

COP26

第26回国連気候変動枠組条約締結国会議…随分と長い名前ですが、タイトルの【COP26】のことです。会議の主な内容の1つは、石炭火力の利用廃止と化石燃料の補助金の段階的な廃止についてです。予想はされていましたがサウジアラビア・オーストラリアなどの資源国は難色を示し、会議は当初の予定より延長されたと新聞に載っていました。

 

地球誕生からは46億年・人類誕生からは500万年・そして温暖化が問題になり始めたのはたったの数十年前から…人は利便性を求め過ぎ、地球の環境を急激に変化させてしまいました。私達・特に利便性の恩恵を受けている世界中の人達は、反省し解決に向けて努力する・我慢する・そういった心を持ち続けることが重要です。人間の心は弱く『地球温暖化なんて私一人には関係ない・今の自分が一番大事』という考えに流されやすいです。そういった考え・態度は他人にうつりやすく、大きくなれば世論・国の考えが『自分の国が一番大事』になりかねません。そういった考えが強まれば、初めに述べた資源国の問題は解決できなくなるでしょう。

 

無関心は罪です…自分も少しでも協力できることを再度考えたいと思います。