萬年山 東陽寺

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住職のひとり言

晋山式を終えて 世代交代

大腸癌からの復活・まさに九死に一生を得た思いです。仏様に守られ、そして檀家様からの励ましも私の大きな力となりました。ありがとうございます。また今回の件で、災い転じて福となるが如き、住職の世代交代が一気に進みました。中小企業同様、他の寺院でも後継者問題は大きな課題です。長年の宿題をやっと終え、仏様から与えられた命に感謝しながら日々を過ごしています。

 

新住職のこの二年間を見ると、親子の影響もあり甘い部分もありますが、まずまずの頑張りです。次男・慶一は大学卒業後、十年間はお寺から離れサラリーマン生活をしていました。ですから2年前は、お経や作法などを忘れた状況・一からの出発でした。幸いなことに、慶一は大龍寺住職・太田賢孝様とのご縁を頂き、私の知らない世界で修業を積み、僧としての基盤をしっかりと固めてきています。

 

私の最後の務めとして、これからは師匠として厳しく新住職を鍛えたいと思います。また同時に心の中では『早く自分を踏みつけ、乗り越えてくれ』と念じています。私を乗り越え、老体は去り、新住職が新しい東陽寺を作り活躍することを切に願います。