16年の任期を終えて政界を引退するドイツのメルケル首相のニュースを見ました。
長きにわたりEUをひっぱってきた女性リーダーの退任であり、今後のドイツ・EUに対する心配の声が聞こえてきます。
この記事を見て思うことは、日本人女性の社会進出の低さです。
世界経済フォーラムの世界ジェンダー・キャップ報告書によると、156国中、日本は120番目です。
上位3ケ国 1位・アイスランド 2位・フィンランド 3位・ノルウエー
その他経済大国 11位・ドイツ 30位・アメリカ 107位・中国
日本における女性の社会進出の遅れは、「家」制度のもとに家長・男性が主体という考えが残り、社会においても男性が中心に働き・家庭は主婦が守るという昭和以前の価値観によるにところが大きいと考えられます。
1986年の『男女雇用機会均等法』施行により、日本も遅れながらも女性の社会進出が進みだしました。
しかし、女性の社会進出・進捗状況は遅く、その原因を調べると
①企業のサポート不足 育児に対する固定概念・制度活用に対するハラスメント
②女性管理者が少ない日本の企業文化
③保育園不足による待機児童問題 等
女性にとって【出産・育児と仕事の両立の難しさ】があるからだと思えます。
近年、様々な法律・制度が整備され日本の女性も活躍しやすい社会に変わりつつあります。
更にこの機運を加速する一案として、メルケル首相のように日本でも女性内閣総理大臣誕生が近道ではないかと考えました。
『天上天下唯我独尊』…この世で、ただ我一人として尊い。お釈迦様が生まれてすぐに述べられた言葉とされています。
我々・皆が尊い存在である、一人一人違いがあるからこそ尊いのである、そこには区別はあるが差別はない…。
女性の社会進出問題をはじめ、世の中から差別問題が減っていくことを願います。