萬年山 東陽寺

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住職のひとり言

腸内細菌

前回は帯状疱疹・ウイルスの脅威についてお伝えしました。今回は人体に好影響を与える細菌についてお伝えしたいと思います。

 

『ヒューマニエンス 40億年のたくらみ・腸内細菌』というテレビを最近見ました。番組によると、子宮内にいる赤ちゃんの腸内は無菌状態だそうです。しかし産道を通る際、赤ちゃんは母親の腸内細菌を体に取り入れて免疫力を付けているようです。また生後も、母乳を通して免疫力を高めることが出来るそうです。良くできた仕組みだなとテレビを見ながら感心しました。

 

私は3年前に直腸癌が見つかり手術をしましたが、転移があったため抗癌剤を始めました。しかし手足のしびれが強い後遺症が表れたので、半年で抗癌剤を止めました。現在は特に治療無し・自分の免疫力のみで、それなりに元気に生活しています。『腸内細菌を始め、人の体が持つ神秘的な力によって、今の私がある』・『私達は無数の縁によって生かされている』…そんな想い・感謝の気持ちを忘れずに日々を過ごしています。