萬年山 東陽寺

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住職のひとり言

幼い子供の不安

ロシアの侵略戦争に対して不安を持つ日本の子供達に、親はどのように接していけばよいか考える番組がありました。
登場した先生によれば…

①子供に寄り添い、話をよく聞くこと。

②親自身が不安になるような内容は極力控える。安心して話せる内容をメインにする。

③平和のために、子供でも出来る応援メッセージ等を一緒に作ってみる。
というアドバイスをされていました。いち僧侶としても、大変参考になる話だなと感じました。
しかし放送時間が短く、番組はここで終了。もう少し時間があれば、安心の根本は『愛・深い繋がり』であることや、不安を煽らないように今は戦争について子供達と話し合うことをそもそも控えるべきか?など、色々と話題が膨らみそうな内容だったと思います。

 

私自身、子供の頃の戦争の思い出はあまりありません。唯一、月1で家に来る祖父の戦争体験の話しか覚えていません。その上、その内容もかすかに記憶しているだけで、戦争の話より祖父のお土産・苺ケーキの思い出のほうがはっきりと記憶に残っています。戦争について不安に思う子供もいれば、私のような子供達もいるかもしれません。一人一人感じ方・考え方は違うので、親の接し方もそれぞれ違ってきます。絶対的な正解がないから難しい…昔の自分を思い出しながらそんな思いを抱きました。