萬年山 東陽寺

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住職のひとり言

SDGsについて②

約一年前、SDGsについてブログで紹介し、『続けること』と『拡げること』が大切だとお伝えしました。私自身この一年間を振り返ってみると、まだまだ努力不足な点・改善すべき事が思い浮かびます。『継続は力なり』・『涓滴岩を穿つ』など努力を続ける重要性は多く語られていますが、実際は一時的なものになってしまうケースが多々あるかと思います。

 

「SDGsを継続するにはどうすればいいか?どうすれば拡げられるか?」 この疑問に対して、私なりの答えは『習慣化・無所得心』です。

「明るい未来・子供達のため、SDGsを取り組もう」…スタートはそれで良いと思います。しかし気持ち・気合だけで継続することは難しいです。SDGsの場合に限らず、物事を継続させるには規則を作る・ルーチン化することが効果的だと思えます。

 

①きっかけは高い志・気持ちも必要

②継続・習慣化するための規則作り

③拡げるために必要なもの、無所得心(見返りを求めない心、こだわり・執着がなく自由の境地)

 

見返りを求めず・特別な気負いも無く、あたりまえに落ちているゴミを拾う・あたりまえに資源を大切に使う…そういった行動・人を見ると、強制的ではなく「自分も頑張ろう」と自然に感じるのではないでしょうか?(個人の意見です。補足ですが、見返りを求める心が悪だとは言ってません。社会を生きていく上で見返りを求めた行動・努力は絶対に必要です。見返りを求めない心の大切さをお伝えできたら幸いです。)

 

お釈迦様の教え・仏教は2500年継続し、世界へと拡がりました。未来への道しるべ・SDGsも、数十年・数百年継続し、世界の一人一人へと拡がりを見せることを祈ります。            合掌